岡山理科大学 理学部 化学科
生体高分子研究室
Okayama University of Science
Laboratory for Biopolymer
   
 
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6.
生体高分子のエネルギー材料への応用


 近年、水素と酸素を燃料とする固体高分子型燃料電池 (PEFC) が注目されています。しかし、プロトンのみを燃料極側から酸素極側に輸送するプロトン伝導体の価格が高いことがPEFCの実用化を妨げている要因の一つです。そこで我々は産業廃棄物の一つであるDNAを無加湿プロトン伝導体として利用することを試みました。その結果、DNAと複素環分子からなる複合体が非水条件 (水が存在しない条件) で5×10-3 S cm-1 (at 150℃) の高いプロトン伝導度を示すことを見出しました。



 DNAがエネルギー材料に利用できるなんて夢があると思いませんか。私たちは様々な生体高分子のプロトン伝導体としての利用を提案しています。