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教育学原論(皿田担当)


 こんにちは。教育学原論担当のサラダ(皿田琢司)です。
 このページには、教育学原論を受講するうえで特に注意すべきことを挙げています。
 詳細については、授業ノートや配付資料を参照してください。

【目次】

【講義概要】

【受講上の注意】
     教育の営みにおいては、直接扱う学習内容だけが伝わるのではありません。教育する側のもつさまざまな属性が、意図するか否かにかかわらず、学習内容とともに学習者に伝わります。したがって、人々の学習を公的に支援する資格を得ようとする皆さんには、次のことをお約束していただきます。

  1. 意欲的かつ研究的態度で臨みましょう。
     やる気のない人から指導を受けたいと思いますか?
     学校教育の現場をはじめ、あらゆる教育の場では、自己主導的な学習(self-directed learning)が重要とされています。今日の教育改革などで「生きる力」や「学ぶ意欲」が求められているのもその例です。学習目標の一つが「学ぶ意欲」の向上にあるとすれば、指導する側にも、目標を達成しようとする熱意や使命感、真剣さなどが求められます。やる気のある指導者であるかどうかも、学習者に伝わるわけです(いわゆる反面教師の効果を否定するわけではありません)
     ただし、やる気さえあればよいわけではありません。誤りを教えることの危うさを知っていること、学術的・文化的な専門性を謙虚に探究する姿勢に裏づけられていることも必要でしょう。

  2. 書かれている字句を正しく読み取り、言われた言葉を正しく聞き取りましょう。
     物事を正しく伝えるためには、物事を正しく理解できる力が必要です。その最も基本的な要素は言語を用いる力です。
     一般に、人に物事を伝える際に用いられる最も基本的な文化財は言語です。書いて伝える場合の最も基本的な手段は文字です。言語活動は、教育の場に限らず、人間のあらゆる行動において必要なものです。
     意見、感想、質問、要望などを述べる際にも注意しましょう。関連のある内容を読んだり聞いたりしようとせず、友人どうしの噂(うわさ)話や、単なる印象などをもとにして述べることは、誤解の原因となります。書かれた具体的な文章や、言われた具体的な言葉そのものを手がかりにして意見や質問などを述べ合いましょう。同じ土俵で対等に受け答えができるはずです。

  3. 文字は楷書でていねいに書きましょう。言葉は慎重に使いましょう。
     言葉で何かを伝えようとすると、選んだ言葉そのものや言葉遣いまで伝わります。文字で伝えようとすると、文字そのものや書き方まで伝わります。
     一般に、他人に物事を伝える際には、伝える相手の立場に立つことが重要です。文字を書いて何かを伝える場合には、読む相手の立場に立って、読みやすい文字を書く必要があります。話をする場合にも、自分と相手の関係、聞く側の立場などを考えて言葉を選ぶようにしましょう。
     ある物事を教えようとしても、純粋に内容だけが伝わるわけではありません。文字そのもの(正確さや誤字脱字など)や文字の書き方(字体、ていねいさなど)、話し方、言葉の選び方に関する情報まで、相手に「学ばれる」ことになります。相手が「教わる」立場であれば、なおさらです。いい加減な書き方、言い方をすれば、そのいい加減さまで相手に伝わるわけです。このことは、中学生や高校生に年齢の近い皆さんの方が、より深く実感されていることかも知れません。

【お知らせ】
  • 欠席届の様式例を掲載しました。 この画像ファイルです。
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  • 2010年7月26日(月)3・4時限の出席者の皆さんを対象に、補充資料を用意しました。
    このPDFファイルです。右クリックして保存してください。
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【教育時事情報】(五十音順)

【出席確認】
  •  毎時配付される「出席カード」に所定の事項を記入して提出します。
  •  形式的に出席するだけでなく、実質的に参加しようとする態度で臨みましょう。
  •  人々の学習を公的に支援する資格を得るための科目であることを常に忘れないように取り組みましょう。
  •  出席状況は、受講者一人ひとりが責任をもって管理し、確認しましょう。
    • 平常点がゼロになると、定期試験を受験できません。

【参考文献】

【参考文献―入門書・概説書など】理解を深めよう。批判的に学ぼう

 ここに挙げられている文献は、あくまで一例です。
  • 中内敏夫ほか編『現代教育学の基礎知識』1・2、有斐閣、1976年
  • 堀尾輝久ほか編『教育の原理T』東京大学出版会、1985年
  • 稲垣忠彦ほか編『教育の原理U』東京大学出版会、1985年
  • 勝田守一『能力と発達と学習』国土社、1990年
  • 教師養成研究会編、大浦猛著『教育の本質と目的』教職課程講座1、学芸図書、1991年
  • 稲垣忠彦ほか『授業の世界』岩波書店、1993年
  • 佐伯胖ほか編『学びの共同体』青木書店、1996年
  • 佐伯胖ほか編『学び合う共同体』東京大学出版会、1996年
  • 藤田英典ほか『教育学入門』岩波書店、1997年
  • 柴田義松編著『教育学を学ぶ』学文社、2000年
  • 「中央公論」編集部、中井浩一編『論争・学力崩壊』中公新書、2001年
  • 遠藤克弥監修、坂本辰朗ほか編『新教育事典』勉誠出版、2002年
  • 佐藤秀夫『学校教育うらおもて事典』小学館、2002年
  • 教師養成研究会編著『教育原理』八訂版、学芸図書、2003年

【参考文献―レポートの書き方など】

 日頃から評論、論説、新聞等に必ず目を通しましょう。
 本学開講「文章表現法」(B2群; 例えば
こちら)をできるだけ修得しましょう。
 次のような参考書を熟読し、活用しましょう(あくまで一例です)。
  • 沢田昭夫『論文の書き方』講談社学術文庫、1977年
  • 立花隆『「知」のソフトウェア』講談社現代新書、1984年
  • 中村健一『論文執筆ルールブック』日本エディタースクール出版部、1988年
  • 斉藤孝ほか『文献を探すための本』日本エディタースクール出版部、1989年
  • 古郡廷治『論文・レポートの文章作法』有斐閣新書、1992年
  • 扇元敬司、伊藤敞敏『学術情報の上手な仕上げ方』川島書店、1994年
  • 木下是雄『レポートの組み立て方』ちくま学芸文庫、1994年
  • 古郡廷治『論文・レポートのまとめ方』ちくま新書、1997年
  • 花井等、若松篤『論文の書き方マニュアル』有斐閣アルマ、1997年
  • 吉田健正『大学生と大学院生のためのレポート・論文の書き方』ナカニシヤ出版、1997年
  • 小林康夫ほか編『新・知の技法』東京大学出版会、1998年
  • 斉藤孝『学術論文の技法』第2版、日本エディタースクール出版部、1998年
  • 鷲田小彌太『入門・論文の書き方』PHP新書、1999年
  • 木下長宏『大学生のためのレポート・小論文の書きかた』明石書店、2000年
  • 花井信『論文の手法』川島書店、2000年
  • 田代菊雄編著『学生・院生のための研究ハンドブック』第3版、大学教育出版、2001年
  • 長澤雅男『情報源としてのレファレンス・ブックス』6訂版、日本図書館協会、2001年
  • 河合正義『見てわかる<図解>文章の書き方』実務教育出版、2002年
  • 小田中章浩『文章の設計図を用いた「読ませる」小論文の作成技法』丸善、2002年
  • 小笠原喜康『大学生のためのレポート・論文術』講談社現代新書、2002年

【参考文献―社会や子どもの実態等に関するもの】

 ここに挙げられている文献は、あくまで一例です。
  • 上出弘之、伊藤隆二編『治療教育講座15 子どもと生活環境』福村出版、1980年
  • 深谷昌志『孤立化する子どもたち』NHKブックス436、日本放送出版協会、1983年
  • 須藤敏昭『現代っ子の遊びと生活』青木書店、1991年
  • 山本清洋編『大都市と子どもたち』都市研究叢書5、日本評論社、1992年
  • 高橋勝『子どもの自己形成空間』川島書店、1992年
  • 小川信夫『情報社会の子どもたち』玉川大学出版部、1993年
  • 寺本潔『子どもの知覚環境』地人書房、1994年
  • 指定都市教育研究所連盟編『揺れる子どもの自己像』東洋館出版社、1994年
  • 中島梓『コミュニケーション不全症候群』ちくま文庫、筑摩書房、1995年
  • 小川信夫『少子家族―子どもたちは今』玉川大学出版部、1995年
  • 堀尾輝久ほか編『講座学校 第3巻 変貌する社会と学校』柏書房、1996年
  • 井上俊ほか編『岩波講座現代社会学第12巻 こどもと教育の社会学』岩波書店、1996年
  • 斎藤茂男編『子どもの世間』小学館、1996年
  • 落合恵美子『21世紀家族へ』新版、有斐閣選書、1997年
  • 佐伯胖『子どもが熱くなるもう一つの教室』岩波書店、1997年
  • 佐伯胖ほか編『岩波講座・現代の教育―危機と改革第8巻 情報とメディア』岩波書店、1998年
  • 日本子ども社会学会編『いま、子ども社会に何がおこっているか』北大路書房、1999年
  • 本田和子『変貌する子ども世界』中公新書、1999年
  • 佐藤学『「学び」から逃走する子どもたち』岩波ブックレット、2000年
  • 松澤員子編『子どもの成長と環境―遊びから学ぶ』講座人間と環境第7巻、昭和堂、2000年
  • 門脇厚司、久冨善之編著『現在の子どもがわかる本』第2版、学事出版、2001年

【参考文献―教育の歴史や思想等に関するもの】

 ここに挙げられている文献は、あくまで一例です。
  • フレーベル著、長田新訳『フレーベル自伝』岩波文庫、1949年 ←お薦め!!
  • デューイ著、宮原誠一訳『学校と社会』岩波文庫、1957年 ←お薦め!!
  • 貝原益軒著、石川謙校訂『養生訓・和俗童子訓』岩波文庫、1961年
  • ルソー著、今野一雄訳『エミール』上・中・下、岩波文庫、1962〜64年 ←お薦め!!
  • フレーベル著、荒井武訳『人間の教育』上・下、岩波文庫、1964年 ←お薦め!!
  • 梅根悟、長尾十三二編『教育学の名著―12選』名著入門ライブラリー、学陽書房、1974年
  • 新堀通也、片岡徳雄編著『名著による教育原理』ぎょうせい、1975年
  • デューイ著、松野安男訳『民主主義と教育』上・下、岩波文庫、1975年 ←お薦め!!
  • 兼子仁『教育権の理論』勁草書房、1976年
  • 堀尾輝久、兼子仁『教育と人権』現代法叢書、岩波書店、1977年
  • 貝原益軒著、松田道雄解題『養生訓』中公文庫、1977年
  • エレン・ケイ著、小野寺信、小野寺百合子訳『児童の世紀』冨山房百科文庫、1979年 ←お薦め!!
  • プラトン著、藤沢令夫訳『国家』上・下、岩波文庫、1979年
  • 長尾十三二、原野広太郎編著『教育学の世界名著100選』学陽書房、1980年
  • ペスタロッチー著、長田新訳『隠者の夕暮れ・シュタンツだより』岩波文庫、1982年 ←お薦め!!
  • 貝原益軒著、伊藤友信解題『養生訓―全現代語訳』講談社学術文庫、1982年 ←お薦め!!
  • 玉川大学教育学科編『教育の名著80選解題』玉川大学出版部、1983年
  • 田浦武雄『デューイとその時代』玉川大学出版部、1984年
  • 高久清吉『ヘルバルトとその時代』玉川大学出版部、1984年
  • 堀内守『コメニウスとその時代』玉川大学出版部、1984年
  • 村井実『ペスタロッチとその時代』玉川大学出版部、1986年
  • 佐藤三郎『ブルーナー「教育の過程」を読み直す』教育新書、1986年
  • 押村襄『ルソーとその時代』玉川大学出版部、1987年
  • 百瀬明治『「適塾」の研究―なぜ逸材が輩出したのか』PHP文庫、1989年
  • 広川洋一『ギリシア人の教育―教養とは何か』岩波新書、1990年
  • 金子茂、三笠乙彦編著『教育名著の愉しみ』時事通信社、1991年 ←お薦め!!
  • 堀尾輝久『人権としての教育』岩波書店、1991年
  • 貝原益軒著、石川謙校訂『養生訓・和俗童子訓』ワイド版岩波文庫、1991年
  • 村井実『教育思想 上―発生とその展開』東洋館出版社,1993年
  • 村井実『教育思想 下―近代からの歩み』東洋館出版社、1993年
  • 小笠原道雄『フレーベルとその時代』玉川大学出版部、1994年
  • 佐々木享編『日本の教育課題 第8巻 普通教育と職業教育』東京法令出版、1995年
  • 牧柾名『教育権の歴史と理論』上・下、エムティ出版、1998年
  • 田辺勝二『教育権の理論』信山社出版、1998年
  • 篠田弘編著『資料でみる教育学』新訂、福村出版、1997年 ←お薦め!!
  • 岩本俊郎編『原典・西洋の近代教育思想』文化書房博文社、1998年 ←お薦め!!
  • デューイ著、市村尚久訳『学校と社会・子どもとカリキュラム』講談社学術文庫、1998年 ←お薦め!!
  • 今井康雄、原聰介ほか編『近代教育思想を読みなおす』新曜社、1999年
  • 大浦猛『教育の本質と目的』改訂版、学芸図書、1999年
  • 佐藤学編『教育本44―転換期の教育を考える』平凡社、2001年
  • コンドルセほか著、阪上孝訳『フランス革命期の公教育論』岩波文庫、2002年 ←お薦め!!
  • デューイ著、市村尚久訳『経験と教育』講談社学術文庫、2004年 ←お薦め!!

【参考文献―レファレンス関係】

 ここに挙げられている文献は、あくまで一例です。
  • 細谷俊夫ほか編『教育学大事典』全7巻、第一法規出版、1978年
  • 唐沢富太郎編著『図説教育人物事典―日本教育史のなかの教育者群像』全3巻、ぎょうせい、1984年
  • 青木一ほか編『現代教育学事典』労働旬報社、1988年
  • 細谷俊夫ほか編『新教育学大事典』全8巻、第一法規出版、1990年
  • 奥田真丈、河野重男監『現代学校教育大事典』全7巻、ぎょうせい、1993年
  • 日本ペスタロッチー・フレーベル学会編『ペスタロッチー・フレーベル事典』玉川大学出版会、1996年
  • 寺崎昌男編『教育名言辞典』東京書籍、1999年
  • 教育思想史学会編『教育思想事典』勁草書房、2000年
  • 久保義三ほか編著『現代教育史事典』東京書籍、2001年
  • 遠藤克弥監修、坂本辰朗ほか編『新教育事典』勉誠出版、2002年
  • 今野喜清、新井郁男、児島邦宏編『学校教育辞典 (新版)』教育出版、2003年
  • 文部省[文部科学省]『学校基本調査報告書・初等中等教育機関編』大蔵省印刷局[財務省印刷局]、各年
  • 同前『社会教育調査報告書』大蔵省印刷局[財務省印刷局]3年ごと刊
  • 文部省[文部科学省]『我が国の文教施策』大蔵省印刷局[財務省印刷局]、各年[1988年〜]
  • 兼子仁ほか編『教育小六法』学陽書房、各年刊
  • 解説教育六法編修委員会編『解説教育六法』三省堂、各年刊
  • 文部法令研究会監修『文部法令要覧』ぎょうせい、各年刊
  • 全国学校データ研究所編『全国学校総覧<各年度版>』原書房、各年刊

【文献を探す手がかり】

 ここに挙げられている手がかりは、あくまで一例です。

【近隣の図書館情報】

 ここに挙げられている図書館は、市内にあるものの一部です。こちらも参照。


【お薦め文献】

 講義とは別に、およそ教育にかかわるすべての人にお薦めしたい文献の例です。ただし、内容を理解することは結構ですが、鵜呑みにすることは慎みましょう。批判的に読むことも重要です。
  • 教育実践研究会編『先生になってよかった!』東洋館、1997年
  • 黒柳徹子『窓ぎわのトットちゃん』講談社文庫、1984年
  • 佐藤紀子『白雪姫コンプレックス―コロサレヤ・チャイルドの心の中は…』新版、金子書房、1995年
  • 城山三郎『素直な戦士たち』新潮文庫、1982年
  • 名和秀雄『子どもの目が輝くとき』中央法規出版、1987年
  • 日本戦没学生記念会編『きけわだつみのこえ―日本戦没学生の手記』新版、岩波文庫、1995年
  • 灰谷健次郎『兎の眼』角川文庫、1998年
  • 橋田富雄監修、百瀬裕三、川辺譲編『把手のない扉―非行の声が聞こえますか?』近代文芸社、1996年
  • 藤井誠二『暴力の学校倒錯の街―福岡・近畿大附属女子高校殺人事件』朝日文庫、2002年
  • 無着成恭『山びこ学校』岩波文庫、1995年
  • 山縣文治監修、児童相談所を考える会著『児童相談所で出会った子どもたち』ミネルヴァ書房、1998年
  • 山口良治、平尾誠二『気づかせて動かす―熱情と理のマネジメント』PHP研究所、2003年

【学習指導要領】

 文部科学省が提供するホームページです。ただし簡易版です。

【関連サイト】


皿田琢司  |  化学科  |  理学部  ||  教職課程  |  資格取得支援・教職学芸員センター  |  岡山理科大学  
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© Copyright Takuji SARADA, Okayama University of Science 2006.