N 個の原子を含む分子の自由度
分子中のすべての原子の位置を指定するには,3N 個の位置座標が必要。
3N 個の座標は次の3つに分類される。
(1) 分子全体の3次元空間内の位置を決める座標=分子の重心の座標
(2) 分子全体の3次元空間内の向きを決める座標
(3) 分子内の原子の内部配置を決める座標(内部座標)
残りの 3N – 6 個(直線分子では 3N – 5 個)の座標
→ これらの座標を変化させると分子の形が変わる = 振動
※このページの左側にある分子式をクリックすると,この場所に分子振動のアニメーションが表示されます。
※マウスで分子をドラッグして,任意の方向から分子振動を見ることができます。
※右側に表示される波数は量子化学計算により求めた値です。実験値よりも高めであることに注意してください。計算値に 0.9613 を掛けると実験値に近くなります。
※計算:B3LYP/6-31G* 法を用いた振動解析計算
分子中のすべての原子の位置を指定するには,3N 個の位置座標が必要。
3N 個の座標は次の3つに分類される。
残りの 3N – 6 個(直線分子では 3N – 5 個)の座標
→ これらの座標を変化させると分子の形が変わる = 振動