Q&A

Q1:入試日程や入試科目を知りたいのですが、どこで調べることができますか?

A1:本学には複数の入試種別が設けられており、その違いによって入試日程や入試科目が変わってきます。受験生の希望に応じてそれらを複数回選択することが可能です。また、一般入試においては均等配点による「スタンダード型」だけでなく、理科科目(物理、化学、生物)の得点を2倍にして判定する「指定科目重視型」を選択することもできます。該当入試によっては入学後1〜4年間の学費を全額免除する「特待生制度」もあります。詳細については下記の入試情報のサイトで、「入試ガイド」や「大学入試」の各入試種別をご覧ください。

・入試情報:https://www.ous.ac.jp/admissions/gakubu/




Q2:教員志望ですが、化学科ではどのようなサポートをしてくれますか?

A2:本化学科のカリキュラムでは中学・高校理科教員免許が取得でき、また、本学の支援するプログラムに参加することで小学校教諭二種免許を取得することができます。特に、2年次からは2020年度より設置された教職支援コースを選択することで、実践的な教職科目の一部を化学科の卒業認定科目として受講できます。これにより、化学の専門性を高めながらも、教員免許の取得により専念することが可能になりました。他に、教員採用試験対策として「教職のための化学」という講義なども開講しています。さらに、本学では学生を中心に科学実験サークルが組織されており、教育現場で役立つ楽しい実験に触れることもできます。それぞれの詳しい情報は下記のサイトをご覧ください。

・中学・高校理科教員免許取得支援:http://career.office.ous.ac.jp/kyousyoku/teacher/summary

・小学校教諭二種免許取得支援:http://career.office.ous.ac.jp/kyousyoku/teacher/eslicencesupport

・科学ボランティアセンター:http://ridai-svc.org/




Q3:資格取得に対してのサポートはありますか?

A3:上記の教員採用対策以外に、2020年度より設置された資格取得に向けた資格支援コースを2年次から選択できます。資格支援コースでは環境関係の資格(環境計量士、公害防止管理者等)に関連した「環境分析化学」や危険物取扱者や毒物・劇物取扱責任者に関連した「安全化学」、放射線取扱主任者とエックス線作業主任者に関連した「放射線化学」という講義などを受講できます。また、語学に関連した実用英語技能検定(英検)やTOEIC、技術英語能力検定は大学全体でサポートしています。本化学科に関連する資格は、詳しくは本ホームページの「資格」のページを見てください。

https://www.chem.ous.ac.jp/wordpress/qualification/




Q4:化学科と応用化学科(本学ではバイオ・応用化学科)との違いは何ですか?

A4:どちらかというと、化学科は基礎的、応用化学科は応用的な教育・研究が行われていますが、実態としては大きな差はありません。学生を見ると、本化学科では教員志望者が多いのが特徴です。特に、本化学科は4つのコース(大学院早期進学コース、先端化学コース、教職支援コース、資格支援コース)がありますので、自分にあったコースを選ぶことが可能です。(2年次からコースを選択することができます。)




Q5:現在、教員になることを志望していますが、企業での技術・研究職にも興味があります。自分の志望が変わった際に、コースを途中で変更することはできますか?

A5:学生の志望が変わった際に、コースを途中で変更することは可能です。その際、変更の時期の制限や、卒業には変更後のコースの選択必修科目を2科目以上修得しておく必要があります。コースを変更せずに教員免許の取得を目指しながら、自分の興味に応じて他コースの選択必修科目を卒業認定科目として修得することもできます。また、大学で教員免許を取得した後でも、大学院に進学して化学の専門性を高めた専修免許をもつ教員になったり、高度な専門性を身につけて企業に就職した学生が多くいます。




Q6:高校化学の知識が不足している学生へのサポートはありますか?

A6:高校化学の復習は、1年次の必修科目等で必要に応じて行っています。また、高校化学の学力に自信のない学生をサポートするために、学習支援センターが開講する「リメディアル化学」という講義を一年次に受講できます。リメディアル科目では化学以外にも「リメディアル数学」、「リメディアル物理」、「リメディアル生物」が開講されており多様な分野の基礎を固めることが可能です。さらに、学習支援センターによる学習相談室があり、数学・理科(物理・化学・生物・地学)・英語の科目に関する基礎的学習を積極的にサポートしています。




Q7:化学は好きですが実験の経験があまりなく不安です。

A7:1年次から「基盤化学実験」、「化学実験Ⅰ」、「化学実験Ⅱ」の3つの実験科目があり、自分の手を動かしながら器具の扱い方や試薬の秤量などの初歩的なことから身につけることができます。また、各実験科目には担当教員だけでなくティーチングアシスタントと呼ばれる大学に短期雇用された複数の先輩学生が補助として参加します。そのため、学生が積極的に質問しやすい環境になっています。




Q8:環境問題に興味がありますが、化学科で何が学べますか?

A8:化学なしに環境問題は解決できません。例えば...環境中の有害物質の濃度を調べたり、回収・無害化するのは化学の仕事です。CO2の削減、自然エネルギーの活用(太陽光発電など)などの最先端技術を支えるのも化学です。本化学科では環境関係の資格(環境計量士、公害防止管理者等)の取得支援も行っています。




Q9:将来、製薬関係の仕事がしたいのですが、化学科で大丈夫ですか?

A9:例えば、薬の研究・開発は有機合成化学そのものであり、化学の専門知識なしにはできません。実際、本化学科を卒業して、製薬会社で働いている人もたくさんいます。大学によっては、薬学部が薬剤師養成に特化されており、研究面が充実していない場合もあります。その点、本化学科では卒業研究等で研究の訓練を十分に積むことができます。

(注:化学科では薬剤師の免許は取れません。)




Q10:生命科学にも興味があるのですが、化学科で生命科学に関連することも学べますか?

A10:生物も分子で出来ており、生命科学も化学の基礎の上に成り立っています。生命科学と一番密接に関係するのは有機化学ですが、多くの金属元素が生命維持に不可欠であることでもわかるように、無機化学も関係してきます。本化学科には、「生体高分子研究室」、「精密有機化学研究室」など、生命科学に関連した研究を行っている研究室もあります。




Q11:どのような会社に就職することが出来ますか?

A11:化学系の会社を中心に、医薬品系、金属・機械・電気系、食品系、環境系など様々な会社に就職しています。詳しくは、本ホームページの「進路」のページを見てください。

https://www.chem.ous.ac.jp/wordpress/way/

 ただし、一般的に、会社において技術・研究職に就くには大学院修士課程修了が望まれています。本化学科では特に意欲のある学生の進学をサポートする「大学院早期進学コース」のほかに、大学4年間で化学の基礎をしっかりと学ぶ「先端化学コース」を2020年度より設置し、学生の大学院への進学をサポートしています。




Q12:女子学生の割合はどのくらいですか?

A12:年度によって異なりますが、2~3割です。入学直後の一泊研修に参加するとみなさんすぐに仲良くなります。

2019年度新入生一泊研修@蒜山高原

Q13:他大学との入学を迷っています。大学を見学することは可能ですか?

A13:もちろん可能です。まずは、本学入試広報部受験生ホットライン(0800-888-1124)に連絡をとってください。日程を調整後、本化学科の教員が学科内を案内します。




Q14:研究設備は充実してますか?

A14:個々の研究室が保有する装置に加えて、本学にはフィールドエミッション型透過電子顕微鏡や核磁気共鳴装置、飛行時間測定型質量分析計、全自動多目的X線回折装置など最新の大変高価な測定機器が複数台設置されています。このような測定機器は、卒業研究などで学生本人が直接使うことができます。

https://www.ric.ous.ac.jp/tomato/instruments.html




Q15:岡山はどんなところですか?

A15:岡山は「晴れの国」と言われ、気候が大変穏やかです。また、この温暖な気候を利用し果物の栽培も盛んで、果物王国とも言われています。その上、地理的に交通の要所で人口も多く、岡山市は政令指定都市にも指定されています。




Q16:大学では受講する授業を自分で決めると聞きました。卒業要件を満たしながら自分で決められるかが不安です?

A16:高校までと違い、たくさんの授業の中から自分で授業を決めるのは大学ならではの自由ではありますが、新入生には負担に思う学生もいるかもしれません。化学科では新入生オリエンテーションを実施し、教員の説明を受けながら学生が授業を決めるシミュレーションを行い、授業の確認から登録の仕方まで丁寧に指導を行なっています。また、化学科では学科教員によるチューター制度(学年担任制度)を導入していますので担任の先生に気軽に質問することが可能で、履修登録に不安な学生からの質問をどんどん受け付けています。




Q17:他大学との交流はありますか?

A17:岡山市には15校の大学・短期大学が存在し、総学生数は約3万人で、10万人あたりの学生数は全国6位だそうです。岡山理科大学は駅から約4kmの好立地にありますが、約3km以内に、他に5校の大学が存在しています。そのため、学生同士の交流も盛んで互いに違う大学のサークルに加入している学生がたくさんいます。また、研究室に所属すると学会や研究会などで岡山県以外の全国の大学の教員や学生と交流を持つことが可能です。