[2,3] シグマトロピー転位

Wittig 転位

  

ここでの R はビニル基

最初に C–O 結合開裂が起き,
次いで C–C 結合生成が起こる
(ただし反応はあくまで協奏的)

※反応の後半はカルボニル基への
アリルアニオンの求核付加に相当

スルホキシドの転位(Mislow-Evans 転位)

  

セレノキシドの転位

スルホキシドよりも遷移状態のエネルギー(活性化エネルギー)が低い

  

Wittig 転位と Wittig 反応は別の反応
アリル基が転位する場合を特に [2,3] Wittig 転位とよぶこともある。

R = Me では,不安定なため反応前のカルボアニオンの平衡構造は求められなかった。
(B3LYP/6-31G* の場合)

各種の量子化学計算によるエネルギー値